【2025年版】ミラーレス手ぶれ補正“最強”カメラ5選|静止画・動画に本気でブレないおすすめ機種を厳選

当ページのリンクには広告が含まれています。

「ミラーレスカメラで、ブレない写真や動画を撮りたい」そんな願いを叶えるには、“手ぶれ補正の強さ”がカギになります。

最近のミラーレス一眼には、ボディ内手ぶれ補正(IBIS)やレンズ内補正(OIS)といった強力な機能が搭載され、かつては三脚やジンバルが必要だったシーンでも、手持ちで驚くほど安定した映像が撮れる時代になりました。

でも実際、「どの機種の補正が一番効くの?」「動画にも強いのはどれ?」「初心者でも扱いやすいのは?」と迷ってしまう人も多いはず。

そこで本記事では、2025年時点で手ぶれ補正が最強クラスと評判のミラーレスカメラを厳選比較!

静止画・動画・コスパ・携帯性といった視点も加えながら、本当に“ブレずに使える1台”を見つけられる内容になっています。

あなたにとっての“最強の相棒”は、スペックだけでなく、どんな瞬間を残したいかで変わってくるはず。

目次

手ぶれ補正は本当に必要?その効果と活用シーン

「手ぶれ補正って、初心者にはあまり関係ないでしょ?」
「そもそもミラーレスで手ぶれ補正なんて必要なの?」

——そんなふうに思っている方も、実は多いかもしれません。

でも、いざ撮影してみると「なんかブレてる」「思ったよりシャープじゃない」と感じた経験、ありませんか?それ、もしかすると“カメラ任せ”の限界かもしれません。

現代のミラーレスカメラには、手ぶれ補正(IBIS)という「見えない補助輪」がついています。特に、動画や望遠、暗所撮影では、この補助輪の有無で作品の完成度がまったく変わってきます。

このセクションでは、手ぶれ補正の種類や仕組みをわかりやすく解説しながら、「どんな人に本当に必要か?」「逆に、いらない人っているのか?」という素朴な疑問にも寄り添っていきます。

ボディ内補正 vs レンズ内補正|違いと選び方

手ぶれ補正には主に
「ボディ内手ぶれ補正(IBIS)」
「レンズ内手ぶれ補正(OIS)」の2つがあります。

この2つ、言葉は似ていても、まったく別の役割と特徴を持っています。

まず、レンズ内補正(OIS)は、レンズに内蔵されたセンサーやジャイロでブレを検出し、そのレンズの中で像のズレを補正します。

動作は速く、望遠撮影にとても効果的ですが、レンズごとの性能に依存するため、対応レンズが限られるという弱点も。

一方、ボディ内補正(IBIS)は、カメラ本体のセンサー自体を微細に動かして補正する技術。レンズが補正機能を持っていなくても使えるため、どんなレンズでも恩恵が得られるのが最大の強みです。

特にスナップや動画撮影では、IBIS搭載機のほうが「全方位に強い」と言えます。

最近では、このボディとレンズの補正を協調動作させる「ハイブリッド型」も増えており、たとえばPanasonicの「Dual I.S.」、Canonの「協調IS」、Sonyの「アクティブモード」などがそれに当たります。

これはもはやジンバルいらず、というレベルにまで進化しています。

選ぶ基準は単純で、「どんなレンズでも安心したい人」や「動画や長時間撮影をしたい人」は、ボディ内補正付きのカメラを選ぶべきです。

逆に、静止画でズームが中心という人は、レンズ内補正のある望遠レンズと組み合わせれば十分。

とはいえ、最近のハイエンド機はほぼIBISが標準。もし迷っているなら、「両方搭載している機種を選べば間違いない」——この一言に尽きます。

どんなシーンで活きる?動画・望遠・夜景など具体例

手ぶれ補正が本領を発揮するのは、「手持ちでの撮影が前提」となるシーンです。

とくに動画や夜景撮影など、少しのブレが致命的になる場面では、補正の有無が作品クオリティに直結します。

たとえば、スマホのように歩きながら動画を撮るシーンを想像してみてください。補正なしのミラーレスでは、画面がガクガクと揺れてしまい、とても見られるものではありません。

しかし、優れたIBISを持つカメラであれば、まるでジンバルを使っているかのような滑らかな映像に仕上がります。

次に、望遠レンズでの撮影

焦点距離が長くなるほど、わずかな手ブレも拡大されます。手ぶれ補正がないと、300mm以上のレンズではシャッターを押すたびに「当たり外れ」が出てしまいがちです。手ぶれ補正は、そうしたリスクを劇的に減らしてくれます。

さらに、夜景や暗い室内などではシャッター速度が遅くなりがちで、ブレる確率が一気に上昇します。三脚が使えない状況でも、手ぶれ補正が強ければ、1/4秒〜1/10秒のスローシャッターでもピタリと止めることが可能です。

ブレのない1枚は、思い出の保存精度も、映像の美しさも格段に上げてくれます。

「こんな場面では絶対にブレたくない」——そんな瞬間がある人にとって、手ぶれ補正はなくてはならないパートナーになります。

手ぶれ補正が「いらない」人はいる?あえて非搭載も選択肢?

手ぶれ補正は万能ではありますが、実は「なくても困らない人」も存在します。

それは、ブレが起きづらい撮影スタイルを貫いている人たちです。

たとえば、三脚を常用する風景写真家。彼らは撮影時に完全に静止しており、シャッターはリモート操作、ISOは低感度。こういったスタイルでは、手ぶれ補正はむしろ不要。場合によっては誤作動を防ぐために「OFF」にするほどです。

また、高速シャッターが使える明るい屋外や、ストロボ撮影が基本のスタジオなどでも、手ぶれ補正の効果は相対的に小さくなります。

それから、一部の超高速連写機やハイエンド動画機では、熱対策や設計上の理由から、あえてIBISを搭載していないモデルもあります。たとえば、Sigma fpシリーズや一部のREDカメラなどがそれに当たります。

つまり、すべての人がIBIS必須というわけではないのです。

ただし、あなたがまだ撮影スタイルを固定していないなら、やはり補正があるほうが圧倒的に安心。使うか使わないかを選べるのと、「そもそも付いていない」のとでは、自由度に大きな差が生まれます。

だからこそ初心者や中級者、表現の幅を広げたい方には、「付いている機種を選んでおいて損はない」というのが、プロの正直な意見です。

【手ぶれ補正最強】おすすめミラーレス5選(一覧比較あり)

ここからは、「で、結局どれを買えばいいの?」という疑問にお応えします。

手ぶれ補正が強いカメラは年々増えていますが、そのなかでも実際に“ブレない”と評価された機種だけを厳選しました。

重要なのは、数値だけではなく、実際の撮影での安定感。スペック上は同じ補正段数でも、機種によって効き方には体感で差があります。

ここでは、静止画/動画のバランスや、サイズ感、価格帯も考慮しながら、本当に手ブレに強いおすすめ5機種をランキング形式で紹介していきます。

まずは一覧で機種を見て、ピンと来たものがあれば、そのまま詳細へどうぞ。

スクロールできます
🏆順位機種名補正段数(最大)センサー特徴・備考
🥇1位Panasonic Lumix G9 II最大8段(ボディ)+ Dual I.S.2マイクロフォーサーズジンバル級の安定性、動画・望遠にも強い
🥈2位Canon EOS R5 Mark II最大8.5段フルサイズ高画素・高機能、動画・静止画の両方で優秀
🥉3位Sony α1 II(予想含む)最大8.5段(中央)フルサイズ高速連写・高解像度に加え、IBISも最強クラス
🏅4位Panasonic Lumix S5 II / S5 IIX最大8段(Dual I.S.2)フルサイズ動画に非常に強く、ボディもコンパクト
🎖5位Nikon Z f最大8段(+AFポイント連動補正)フルサイズレトロ外観に強力IBIS、スチル派に人気

次からは、それぞれの機種の「なぜおすすめなのか?」を感情に寄り添って丁寧にご紹介します。

①:Panasonic Lumix G9 II|ジンバル要らずの安定性

Amazonより

「これはもうジンバルじゃないのか?」——
G9 IIの手ぶれ補正を初めて体感したとき、多くの人がそう驚きます。

PanasonicのG9 IIは、CIPA基準で最大8段分のボディ内手ぶれ補正を搭載。さらに、対応レンズと組み合わせることで、Dual I.S.2という協調補正が可能になり、まさに“撮っていてブレが気にならない世界”が広がります。

センサーはマイクロフォーサーズですが、その分、ボディは軽量で取り回しが抜群。だからこそ、登山や街歩き、旅行Vlogのように、「荷物を軽くしたいけど画質も妥協したくない」という場面で、圧倒的な力を発揮します。

加えて、動画性能にも本気。手持ちで歩いてもほとんど揺れを感じさせず、スローモーション撮影でも滑らか。スナップからシネマライクな動画まで、1台でこなせてしまいます。

一眼カメラにありがちな“撮影の準備感”がなく、気づいたときにすぐ取り出して、すぐ撮れる。

そんな気軽さと、プロ級の画質を両立したこのモデルは、本気でブレを制したい人にとって、まさに最強の相棒です。

2位:Canon EOS R5 Mark II|静止画・動画両刀の万能モデル

Amazonより

もしあなたが「静止画も動画も、どちらも本気で撮りたい」と思っているなら、Canon EOS R5 Mark IIは見逃せない選択肢です。

このカメラの魅力は、突出したバランス感覚にあります。

最大8.5段分という業界最高レベルのボディ内手ぶれ補正は、Canonらしい緻密さで動作し、特に静止画ではピクセル単位で“止める”ようなシャープさが得られます。

加えて、RFレンズとの協調補正によりレンズ側とボディ側が連動する「協調IS」が実現。望遠やマクロでもブレを極限まで抑えられるのは、まさにCanon独自の強みです。

動画性能も抜かりなく、4K HQや8K撮影はもちろん、手持ち撮影でもヌルヌルと滑らか。Vlog用途から短編映画まで、対応の幅がとにかく広いです。

それでいて、バリアングルモニター、優秀な瞳AF、高速連写、防塵防滴構造など、プロも頼れるスペックを全部乗せ。それがR5 Mark IIの真価です。

「もう、カメラをいくつも持ちたくない」
「1台で、あらゆる表現をしたい」

そんな思いに真正面から応えてくれる、まさに“ハイブリッド時代のスタンダード”と呼ぶべきモデルです。

3位:Sony α1 II|プロ仕様の超高性能&高速IBIS

ソニーストアより

スペック表を見ただけでゾクッとする──そんなカメラが存在します。
それが、Sony α1 II

このモデルの手ぶれ補正は、CIPA基準で最大8.5段(中央部)という驚異的な性能。ただ、このカメラのすごさは、補正の“量”ではなく、“質”にあります。

α1 IIは、50MP超の高画素センサーと高速読み出し技術により、センサーをリアルタイムに制御しながら、極めて滑らかに補正します。

動画でも静止画でも、ブレを単純に抑えるだけでなく、「見ていて気持ちいい」安定感を生み出すのです。

加えて、αシリーズの象徴とも言える超高速AFと30コマ連写。これに手ぶれ補正が組み合わさることで、スポーツや動物などの激しい動体を、ブレずにシャープに切り取ることができます。

そして忘れてはならないのが、ソニーの“エコシステム”。

高性能なEマウントレンズ群と、動画クリエイター向けのガジェット群が、α1 IIの性能を引き出してくれます。

価格は確かにハイエンドですが、それは「失敗できない一瞬を撮る」人たちにとって、むしろ必要な安心。

α1 IIはまさに、「最強の一眼」が欲しい人のための、妥協なき選択肢です。

4位:Panasonic Lumix S5 II / IIX|動画特化+軽量フルサイズ

PRONEWSより

動画を手持ちで撮るなら?——その問いに、多くの映像クリエイターが口を揃えて答えるのが、
S5 II / IIX」です。

このカメラは、Panasonic初の像面位相差AF搭載機であると同時に、Dual I.S.2による最大8段の強力な手ぶれ補正を誇ります。

IBIS単体でも高性能ですが、対応レンズと組み合わせれば“ぬるぬる”とした映画のような滑らかさに。

特筆すべきはそのアクティブI.S.モード。歩きながらの撮影や斜め移動でも、映像がグラつかない。三脚やジンバルを忘れても、「これ1台で大丈夫」と思わせる圧倒的な安定感があります。

S5 IIXではさらにHDMI RAW出力やSSD収録など、映像制作者向けの機能が追加され、まさにプロとセミプロの“境界線を壊すカメラ”と言えます。

しかも、ボディは驚くほど軽量・コンパクト。Lマウントの多彩なレンズと組み合わせれば、旅動画やドキュメンタリーにもぴったりです。

本格動画を“身軽に”撮りたい——そんな方の選択肢として、これ以上頼れるカメラはなかなかありません。

5位:Nikon Z f|レトロボディに高性能IBISを搭載

Amazonより

最初にこのカメラを見たとき、思わず「美しい」と感じた人も多いはず。

Nikon Z fは、Zシリーズのなかでもひときわ異彩を放つ存在です。けれどその中身は、極めて実用的で、実に現代的な性能を備えています。

手ぶれ補正は最大8段。そして注目すべきは、Nikon Z 9譲りの「AFポイント連動手ぶれ補正。これは、構図のどこにピントを合わせたかを判断し、そこを中心にブレを抑えるという高度な仕組み。静止画撮影でのシャープさは、想像以上のものがあります。

加えて、Z fは操作感や撮影体験も抜群に楽しい。ダイヤルで絞りやシャッタースピードを直接調整できるスタイルは、まさに「撮っている実感」を与えてくれます。

そしてもちろん、Nikonらしい階調と立体感のある描写は、風景やポートレートにぴったり。

動画性能もZ 6II以上の実力を備え、手持ちでの4K撮影も十分可能。でもこのカメラの最大の魅力は、“撮りたくなるカメラ”であることかもしれません。

「手ぶれ補正があるからこそ、気軽にシャッターを切れる」そんな安心感が、創作意欲をじわじわと引き出してくれる一台です。

動画撮影に強いミラーレス手ぶれ補正モデルは?

ミラーレスで動画撮ってみたら、思ったより揺れが気になる…」そう感じたことがある方は多いのではないでしょうか?

実は、動画撮影では写真以上に“手ぶれ補正の質”が問われます

でも大丈夫。今のミラーレスカメラには、ジンバルなしでも滑らかに撮れるモデルが確実に存在します。

このセクションでは、動画目的でカメラを選ぶ人のために、実際に手ぶれ補正が効く機種とその活用法を掘り下げて紹介していきます。

ジンバルなしでも安定!歩き撮り対応モデル

旅先でのスナップ動画、Vlog、街歩き撮影。
これらをジンバルなしで撮れるかどうかは、機材選びにおいて極めて重要な分かれ目になります。

そんなとき頼れるのが、
Panasonic G9 II と S5 II / IIXです。

これらのモデルは「Dual I.S.2」という、ボディとレンズが協調して補正する機能を備えており、さらに「アクティブI.S.」をONにすることで、歩きながらの撮影でも、映像の揺れを強力に抑えてくれます。

特にS5 IIXは動画機としての設計が徹底されていて、HDMI出力、RAW収録、ファン内蔵といったプロ志向の機能も搭載。

でも、実際に使って驚くのは、「とにかくブレない」その安心感です。

また、Canon R5 Mark IIも強力な補正機能を誇り、RFレンズとの協調により見た目にも自然な手持ち映像を実現できます。

ソニーもアクティブモードでの補正は非常に優秀で、特にα7S IIIやFX3などは映画撮影にすら使えるレベルです。

「ジンバルを持ち歩くのが面倒…でもプロっぽい映像を撮りたい」そんな方には、これらのカメラが大きな力になります。

YouTube/Vlogに最適なカメラ3選

YouTubeを始めたい」「旅Vlogを残したい」——でも、カメラ選びで迷ってしまう。そんな方が最初に抱える壁のひとつが、手ぶれが怖いという不安です。

スマホでもある程度きれいに撮れる時代ですが、やはり映像のクオリティで差をつけたいなら、手ぶれ補正がしっかり効くミラーレスが有利。

とくに「歩きながら話す」「動きの多いカットを入れる」といったVlogでは、補正の効きがそのまま“見やすさ”に直結します。

ここで紹介する3モデルは、撮影初心者でも安心して使え、かつ画質・安定感ともに高評価なカメラです。

Panasonic Lumix S5 II

「迷ったらこれでOK」と言われるほど、Vlog界隈で人気。4K60P・Log撮影対応・アクティブI.S.で、まるでジンバル級の滑らか映像を手持ちで撮れるのが魅力です。

AFも大幅改善され、1人撮影でも迷わず使える万能機となっています。

Sony ZV-E1

小型ながらフルサイズセンサー搭載。ソニーならではのアクティブ手ぶれ補正+人物認識AFが抜群に強く、撮って出しの色も自然で編集しやすい。

背景ボケ演出やプロファイルも豊富で、“スマホ→本格派”へのステップアップ機として最適です。

Canon EOS R8

軽さと画質のバランスが絶妙。協調ISにより小型軽量なのに手ぶれ補正が実用レベル

初めてのVlogカメラとしても扱いやすく、女性ユーザーや旅行系YouTuberにもおすすめです。


Vlogは「声」と「映像の安定感」が命。
そのどちらも自然に仕上げてくれるこれらのカメラは、“伝わる映像”をつくるための心強い味方です。

アクティブISや電子補正との併用ポイント

「手ぶれ補正付きのカメラを買ったのに、なんだか思ったほどブレが抑えられない…」
そんな声を聞くことがあります。

実はそれ、設定や使い方ひとつで大きく変わるのです。

特に動画撮影では、「ボディ内手ぶれ補正(IBIS)」に加えて、アクティブISや電子手ぶれ補正(デジタル補正)をうまく使うことで、手持ち映像の完成度が劇的に変わります。

たとえば、Panasonicの「アクティブI.S.」やSonyの「アクティブモード」は、通常のIBISに加え、動きの大きい撮影時にも補正強度を高める機能。

歩き撮りや斜め移動など、“揺れが目立ちやすいシーン”でこそ、これらのモードが真価を発揮します。

※ただし、注意点もあります。
アクティブISや電子補正は、画角が若干クロップ(拡大)されることがあるため、構図に余裕を持つ必要があります。

「室内でギリギリに構えてたら、顔が切れてた!」なんてことも起こるので、撮影前にプレビューで確認しておきましょう。

さらに、レンズの手ぶれ補正(OIS)とボディ内補正が競合しないように、協調ISを有効化しておくことも大事。

特にCanonやPanasonicの一部モデルでは、設定画面で個別にON/OFFできるので、環境に応じて切り替えると◎です。

補正頼りにせず、丁寧にカメラを構えることも忘れずに。

たとえ強力な補正機能があっても、持ち方が不安定では補正しきれない微ブレが出ます。
意識して“構える”だけで、映像は数段引き締まります。

手ぶれ補正は、技術と組み合わせてこそ最高の結果を引き出せるもの。

カメラの力に、あなた自身のスキルを加える——それが、安定した美しい映像を生み出す最短ルートです。

型落ちモデルでも手ぶれ補正は通用する?

「最新モデルは魅力だけど、予算的にちょっと厳しい…」
「型落ちモデルって、手ぶれ補正はまだ使い物になるの?」

そう思って検索にたどり着いた方も少なくないはず。実際、カメラの価格は年々高騰し、“10万円以下”でIBIS搭載モデルを探すのは難しくなってきました。

でもご安心を。手ぶれ補正の基本性能は、2〜3年前のモデルでも十分通用します。

このパートでは、型落ちでも「今だからこそ狙い目」と言えるモデルや、選び方のポイント、中古購入の注意点までわかりやすく解説します。

今が狙い目!型落ちおすすめモデル3選

型落ちと聞くと「古い」「妥協」というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実はカメラ界では“型落ちこそ黄金世代”ということがよくあります。

🟢 Panasonic Lumix S5(初代)

Dual I.S.2搭載で最大6.5段補正、動画も4K 10bit対応。後継のS5 II登場により、価格が大幅に下落中。

ジンバルなしで撮れるレベルの補正力を、10万円台前半で実現できます。

🟢 Canon EOS R6(初代)

最大8段のIBIS+RFレンズの協調補正は健在。AFやバッテリー周りも優秀で、プロでもサブ機として使っている人は多いです。

中古相場もこなれてきて、20万円以下で“プロ級の安心感”が手に入る一台。

🟢 Olympus OM-D E-M1 Mark III

マイクロフォーサーズならではの超強力補正(最大7.5段)。サイズもコンパクトで、登山・旅行向けとして今でも愛用者多数。

新品在庫が減っているので、中古で見つけたらラッキーな一台。

これらは単なる安い選択肢ではなく、「今だからこそコスパ最強」の手ぶれ補正モデルです。

どこで買う?信頼できる販売店と中古の選び方

型落ちモデルを購入するなら、できれば少しでも安く、でも安心して手に入れたいもの。でもネットを見ていると、「安いけど本当に大丈夫?」と感じるショップもありますよね。

ここでは、中古カメラや型落ち新品を安全に手に入れるためのポイントを、実際の購入者の視点からお話しします。

🏪 安心度が高い購入先3つ

① マップカメラ(新宿・Web)

中古でもランク別評価・6ヶ月保証・写真ありと安心感が抜群。Web注文後のサポートも丁寧で、全国ユーザーに信頼されています。

② カメラのキタムラ(店舗・ネット併用)

キタムラの中古はメーカー点検済が多く、返品保証も明記されているため、初心者にもおすすめ。中古品でもTポイント利用が可能。

③ フジヤカメラ(中野)

掘り出し物・レア品が多く、スタッフの知識とカメラ愛がすごい。価格が安めで、買い替えサイクルの早い人にも人気です。

⚠️ フリマ・オークションでの注意点

メルカリやヤフオクで「格安カメラ」を見つける人も多いですが、リスクも比例して高くなります。

  • シャッター回数・センサー傷の表記が曖昧
  • 個人間取引で返品不可が多い
  • 偽ブランドバッテリーや非正規品付属の可能性も

万が一のとき、「あの1万円の差で後悔した」という声は後を絶ちません。

特にミラーレスは精密機器。手ぶれ補正ユニットが故障していても、外観ではほとんど分からないこともあります。

✅ 迷ったら「保証のある店」で買う

初めてのカメラ選びや、精度が命のIBIS搭載機を買うなら、多少高くても保証付き・返品可能な店を選ぶのが正解。

「型落ち」は“型落ちだから安い”のではなく、“今が一番お得に買えるタイミング”だと捉えてください。

その選択が、次の1枚のクオリティを決めます。

安いだけじゃない、性能重視の型落ち活用術

「型落ち=妥協」——そう思っていませんか?

でも実際は、型落ちモデルこそ“熟成された名機”が多く、カメラとしての性能が十分にこなれていて、むしろ狙い目だったりします。

特に手ぶれ補正という機能は、最新だから劇的に進化するものではなく、数年前の上位モデルですでに高水準に到達していることが多いのです。

たとえば初代S5やEOS R6は、当時のフラッグシップとして設計されたもの。

そのため、現行のエントリーモデルよりも補正性能・操作性・信頼性すべてが上回るケースも少なくありません。

型落ちの強みは“価格ではなく安定感”

時間が経ったことでファームウェアも洗練され、ネット上に情報も豊富。初期不良の報告が少ない=「当たりモデル」が見分けやすいというメリットもあります。

また、レンズ資産を安く揃えられる場合も多く、本体+標準ズームで10万円台に収まることもザラ。これは、最新モデルではなかなか得られない“気軽さ”です。

“型落ち”を“戦力”にするには

  • 自分が撮るジャンル(風景/動画/人物)に強い型落ち機を選ぶ
  • 使い込む前提で、多少の傷や使用感は気にしない
  • 手ぶれ補正+AF+画質が一定以上あれば、何年も戦える

つまり、型落ちカメラを選ぶというのは、「安く済ませたい」というより、“自分の使い方に合った成熟機を選び抜く”という判断でもあるのです。

流行よりも、本当に必要な性能を見極める目こそが、満足度の高いカメラ選びにつながります。

結論|“最強の手ぶれ補正ミラーレス”はあなたの使い方次第

ここまでご紹介してきたとおり、「手ぶれ補正が最強のミラーレスカメラ」は、一概に1台を断言できるものではありません。

なぜなら、“ブレに強い”の基準は、撮影スタイルや目的によってまったく異なるからです。

  • 動画をメインに撮りたい人には、ジンバル不要で滑らかに撮れる Panasonic G9 II や S5 II が最強。
  • 静止画と動画を両立したい人には、Canon EOS R5 Mark II のバランスが抜群。
  • プロクラスの動体撮影や信頼性重視なら、Sony α1 II の手ぶれ補正精度と反応速度が他を圧倒します。
  • 写真の楽しさや所有感を大切にしたい人には、Nikon Z f の「撮ることが楽しくなるIBIS」も魅力。

つまり、“最強”とはスペック上の優劣ではなく、「あなたにとって必要な安定感」がどこにあるかで決まります。

この記事を読んだあなたが、「あ、これ自分に合いそう」と感じたカメラがあれば、ぜひスペックだけでなく、そのカメラがくれる“撮影体験”にも目を向けてみてください。

ブレを恐れず、思い通りの一枚を撮るために——カメラは、ちゃんと応えてくれる相棒を選びましょう。


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次