バッテリーはデジタルカメラを動かすための重要なパーツであり、その種類や選び方、使い方によって撮影体験が大きく変わります。
どの方でも理解しやすく、すぐに実践できる内容をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
本記事を読んで分かること
- デジカメのバッテリーの種類と基本的な仕組み
- バッテリーの寿命の目安や劣化の原因
- 安全な購入先や処分方法、互換品の選び方
- 適切な交換時期と確認方法
デジカメのバッテリーとは?種類と基本を解説
デジタルカメラを使う上で欠かせない「バッテリー」。でも、「バッテリーってどんな種類があるの?」「充電器との違いって何?」といった疑問を持つ方も多いはずです。
ここでは、デジカメのバッテリーの基礎知識から、種類の特徴、充電器との違い、さらにはコンパクトデジカメに特有のポイントまで、わかりやすく解説します。
初心者の方でも安心して読める内容になっていますので、ぜひチェックしてみてください!
デジカメのバッテリーとは何か?

一般的に「バッテリー=電池」とも呼ばれ、スマホやノートパソコンと同じように充電して繰り返し使えるリチウムイオン電池が主流です。
バッテリーがなければ、電源は入りませんし、シャッターも切れません。
それほど重要な部品でありながら、劣化や交換のタイミングを知らずに使い続けると、突然使えなくなるリスクもあるんです。
✅ ポイント:バッテリーの状態=撮影の安定性に直結します!撮影中に電源が落ちないよう、こまめな残量確認や予備の準備が大切です。
リチウムイオンなどの電池種類と特徴
デジカメで使われる主なバッテリーには、以下のような種類があります:

🔋 リチウムイオン充電池(主流)
- 高容量・軽量・繰り返し充電が可能
- 一般的に500回前後の充電に耐えられます
- スマホやノートPCと同じタイプです
🔋 ニッケル水素充電池
- 主に単3電池対応のコンパクトデジカメで使用されます
- 繰り返し使える経済的な電池ですが、リチウムイオンより容量は控えめ
※2025年時点では、ニッケル水素電池を採用するデジカメはほぼ存在せず、リチウムイオン電池が主流。
🔋乾電池タイプ(アルカリ・オキシライドなど)
- 単3電池対応モデル限定
- 出先で簡単に入手できるメリットがありますが、長時間の撮影には不向き
💡 補足:最近のモデルでは、USB-Cケーブルで直接充電や給電が可能なものが一般的です。また、一部のコンパクトデジカメやアクションカメラでは、バッテリーが内蔵型(交換不可)のものも増えています。
⚠️ 注意点:カメラごとに対応バッテリーは異なります。購入前に、取扱説明書やメーカーの公式サイトで、使用可能な電池タイプを必ず確認しましょう。
充電器とバッテリーの違いとは?
初心者が混乱しがちなのが、「バッテリー」と「充電器」の違いです。

📦 バッテリー(Battery)
→ カメラに入れて電力を供給する「電池そのもの」
🔌 充電器(Charger)
→ バッテリーに電気を充電するための「装置」です
たとえば、CanonやSonyなどのカメラでは、カメラ本体とは別に専用の充電器が付属していることが多いです。
🔁 バッテリーは充電器を使って充電し、その後カメラに装着して使用します。
💡 実用アドバイス:外出前には、フル充電&予備の携帯が安心です!
また、バッテリーによってはUSB充電対応のモデルもあり、旅行先などでも便利です。
特に最近のモデルでは、USB-Cケーブルで直接充電や給電が可能なものが一般的で、専用充電器が不要な場合も増えています。
コンパクトデジカメのバッテリー事情
コンパクトデジカメでは、一眼レフやミラーレスと比べてバッテリー容量が小さめなのが一般的です。

🔋 1回の充電で撮れる枚数は200〜600枚程度(機種による)が目安。動画を撮ると、さらに消耗が早まります。
また、機種によってはリチウムイオン電池ではなく、単3形乾電池に対応しているモデルもあります。
🔄 乾電池タイプならコンビニやドラッグストアでも入手可能で便利ですが、連続使用時間が短く、使い切りなのがデメリット。
📌 バッテリー切れに備えて、予備の電池やモバイルバッテリーを持ち歩くのがベターです。
デジカメ バッテリーの寿命と交換時期の目安
デジカメを長く使っていると、「あれ?前より電池がもたないな…」と感じることがありますよね。
それはバッテリーの寿命が近づいているサインかもしれません。
これを知っておくと、撮りたい瞬間に「バッテリー切れ…!」という残念な事態も防げますよ。
デジカメのバッテリー寿命は何年?

一般的にデジカメで使われるリチウムイオンバッテリーの寿命は「約2~5年」といわれています。
ただし、これは使用頻度や充電の仕方によって変わってきます。
500回前後の充電が目安とされており、1年で100回充電するなら5年程度もつ計算になります。
ですが、毎日使う方や頻繁にフル充電する方は、もっと短くなることも。
📌 こんな症状が出たら寿命のサイン!
- フル充電してもすぐに電池が切れる
- カメラが突然シャットダウンする
- バッテリーが異常に熱くなる
そんなときは、迷わず交換を検討しましょう。
放置や満充電が寿命を縮める理由
意外と知られていないのが、保管方法や充電状態が寿命に大きく影響するということ。

🔴 満充電のまま長期放置 → 劣化が加速!
満タン状態で放置すると、バッテリー内部の化学反応が進み、容量がどんどん減っていきます。
逆に0%の空っぽ状態で長く放置するのも、バッテリーにダメージを与える原因に。
🌡️ 高温多湿な環境も要注意!
特に夏の車内など、高温になる場所に放置すると、内部構造が劣化してしまいます。
✅ バッテリーを長持ちさせるには?
- 保管時は30〜50%の充電残量がベスト
- 使用しないときはカメラから取り外す
- 涼しくて乾燥した場所に置く
ちょっとした工夫で、寿命がグッと延びますよ!
バッテリー交換のタイミングと確認方法
「そろそろ交換かな?」と思っても、明確なタイミングが分からない…という方も多いはず。

📲 カメラ本体でチェックできる機種も!
キヤノンなど一部のカメラでは、メニュー内で「バッテリー情報」や「劣化度」が確認できます。■□□のような表示で、劣化状態がひと目でわかるものもあります。
🔍 手動で確認する方法もあります
・充電しても使用時間が極端に短い
・シャッターを切るたびに電池マークが点滅
・電圧テスターで測定し、電圧が基準以下なら交換推奨
📦 交換は純正品 or 安心できる互換品を選ぼう!
純正品が高い場合は、評価の高い互換バッテリーでもOKですが、信頼できるメーカーを選ぶことが大切です。
予備バッテリーの使い方と必要性

撮影中に「電池が切れた…」という経験、ありませんか?そんなときに活躍するのが、予備バッテリーです。
📷 特に以下のシーンでは必須!
- 旅行や登山、アウトドア撮影
- 結婚式や運動会など撮り直しがきかない場面
- 寒冷地や長時間の動画撮影時
🎒 持ち運びやすいようにケースに入れておくと便利です。
📌 予備バッテリーの使い方のコツ
- 予備も定期的に充電しておく(保管は30~50%で)
- 1つ使い終わったら即入れ替えられるよう、取り出しやすい場所に収納
- 複数本あるなら、使用・充電サイクルを管理することで寿命も延びます
🎯 アクティブに撮影したい方は、最低でも2本持ちが安心です!
バッテリーの買い方・処分・互換品の注意点
デジカメのバッテリーは消耗品。
いざ交換しようと思っても、「どこで買える?」「純正と互換品の違いは?」「古いバッテリーってどう捨てればいいの?」といった疑問が浮かぶ方は多いはず。
ここでは、バッテリーの購入方法・メーカーごとの事情・互換品の選び方・正しい処分方法を詳しく解説します。
安心・安全にデジカメを使い続けるために、知っておいて損はありませんよ。
デジカメ バッテリーはどこで買える?
バッテリーは以下のような場所で購入できます。用途やタイミングに応じて、最適な購入先を選びましょう。

🛒 家電量販店(ヨドバシ・ビックカメラなど)
→ 店舗在庫があれば、その場で購入・即日使えるのがメリット。スタッフに相談できるのも安心ポイントです。
🛍️ ネット通販(Amazon・楽天・ビックカメラ.com など)
→ 種類が豊富で価格も比較しやすいのが魅力。
ただし、型番ミスに注意が必要です。メーカー名・機種名をしっかり確認してから購入を。
🏢 メーカー公式ストア(Canon・Sonyなど)
→ 信頼性はピカイチ!少し高めですが、正規の安心感があります。
🔧 カメラ専門店(マップカメラ、中古カメラ店など)
→ 中古バッテリーや、専門知識を持ったスタッフのアドバイスが受けられます。
📌 ワンポイントアドバイス
購入時は、「純正品かどうか」「対応機種かどうか」を必ず確認しましょう。
キヤノン/ソニー/ニコン/カシオの購入事情
メーカーごとに、バッテリーの種類や流通状況に特徴があります。

🔵 キヤノン(Canon)
- 「LP-E6」シリーズなど専用型番が豊富。
- 一部のバッテリーは後継機と互換性あり。
- 正規品はやや高めだが安定感抜群。
🔵 ソニー(Sony)
- ミラーレスで使われる「NP-FZ100」などは非常に高性能かつ長持ち。
- 純正は入手性が高く、Amazonなどでも取り扱い多数。
🔵 ニコン(Nikon)
- 「EN-EL15」シリーズが代表的。
- 同シリーズでも「a」「b」「c」など細かな違いがあるので、型番選びは要注意!
🔵 カシオ(CASIO)
- コンパクトデジカメ向けのバッテリーが中心。
- 一部機種はすでに生産終了品のため、中古や互換品を探す必要があることも。
📌 補足ポイント:互換性あり=完全に同じではない!メーカー純正同士でも充電器の互換性や性能の差があることもあるため、注意が必要です。
デジカメのバッテリー互換品は安全?
純正バッテリーは安心ですが、価格が高くて手が出しにくい…そんなときの選択肢が互換バッテリーです。

🔸 互換バッテリーのメリット
- 価格が純正の半額以下になることも
- 型番さえ合っていれば、多くの機種に対応可能
🔸 デメリット・注意点
- すべての互換品が高品質とは限らない
- カメラによっては互換バッテリー使用時の警告表示が出ることも
- 安価すぎる製品は、発熱・膨張などのリスクも
💡 信頼できる互換品を選ぶコツ
- Amazonレビューや価格.comの評価をチェック
- 有名ブランド(ROWA・Wasabi Power など)を選ぶ
- 「PSEマーク」付きの安全基準を満たした製品を選ぶ
📦 安心して使うなら…
- 旅行や長時間撮影には純正
- 予備やサブ用途には互換品
といった使い分けもおすすめです。
古いバッテリーの正しい処分方法とは?

使い終わったバッテリー、どう捨てればいいか迷いませんか?バッテリーは「燃えないゴミ」ではありません!安全・適切に処分する必要があります。
🔋 バッテリー処分の主な方法
- 🔄 家電量販店やホームセンターの「リサイクルボックス」へ持参
→「小型充電式電池回収BOX」で引き取ってもらえます。 - 🏢 自治体の回収ルールに従って「資源ごみ」で出す
→市区町村の公式サイトで「電池の捨て方」をチェック。 - 🧰 カメラ専門店で無料回収してくれるケースもあり
→バッテリー購入時に引き取ってもらえることがあります。
⚠️ 絶対にNGなこと!
- 通常のゴミ袋に入れて出す
- 水濡れ・破損状態で放置する
- 他の金属と一緒に保管する
🔥 発火や事故の原因になります!
📌 ポイント:捨てる前に絶縁テープで端子を保護すると安全です。
デジカメのバッテリーとは何か?寿命や交換時期も解説まとめ
デジカメのバッテリーは、カメラを快適に使うための重要なパーツであり、その種類や使い方によって寿命にも大きな差が出ます。
正しい知識を持っておけば、急なバッテリー切れや無駄な買い替えを防ぐことができます。
寿命や交換タイミング、正しい使い方を押さえて、あなたの大切な一瞬をしっかり記録していきましょう。
本記事のポイントまとめ
- デジカメのバッテリーはカメラに電力を供給する電源ユニットである
- 主流はリチウムイオン電池で、軽量・高性能・繰り返し充電可能
- 一部機種ではニッケル水素電池や単3乾電池が採用されている
- 最近のモデルはUSB-Cで直接充電・給電できるタイプも多い
- バッテリーと充電器は別物であり、役割が異なる
- フル充電や0%での放置はバッテリー劣化を早める原因になる
- 保管時は30〜50%の充電残量が理想的である
- バッテリー寿命は2〜5年、または500回程度の充電が目安
- 劣化のサインには急な電源切れや発熱などがある
- カメラ本体でバッテリー状態を確認できる機種も存在する
- 予備バッテリーは撮影シーンや環境に応じて必携といえる
- 購入先は家電量販店、ネット通販、メーカー公式などがある
- 各メーカーでバッテリーの型番や互換性に違いがあるため確認必須
- 互換バッテリーを選ぶ場合は安全基準やレビューをよく確認する
- 処分は自治体のルールや回収ボックスを活用し、絶縁処理も忘れずに



