「カメラのレンズって、つけっぱなしで保管して大丈夫なの?」
ふとそんな疑問が頭をよぎったあなた。
カメラを買ったばかりの方はもちろん、長年使っていても実はよく知らない…なんて人も多いのではないでしょうか。
せっかく大切にしているカメラ、レンズを壊したくない。けれど、毎回外して保管するのは正直面倒…。
この記事では、そんなお悩みを持つあなたのために、
- レンズをつけっぱなしで保管してもいいのか?
- 正しい保管方法や注意点は?
- バッグや棚に置くときのポイントは?
- キャップやフィルターはどう扱えばいいの?
といった疑問を初心者にもわかりやすく、丁寧に解説していきます。
読み終わる頃には、「自分にとってベストな保管スタイル」が見えてくるはずです。
ぜひ最後までお付き合いください。
カメラレンズはつけっぱなしで保管してもいい?
初めて一眼レフやミラーレスカメラを手にしたとき、「レンズってつけっぱなしでいいの?」と誰もが一度は疑問に思うはず。
せっかく買ったカメラを壊したくない、でも毎回外すのは面倒…。そんな不安と手間の狭間で悩む方は多いでしょう。
結論から言えば、カメラにレンズをつけたまま保管しても大丈夫です。ただし、いくつかのポイントを押さえておかないと、思わぬトラブルにつながることも…。
ここでは、カメラの種類や使い方によって気をつけるべきポイントをわかりやすく解説していきます。
一眼レフやミラーレスで違いはある?

一眼レフとミラーレス。どちらも構造は似ていますが、センサーの露出具合やボディの密閉性が微妙に異なります。
- 一眼レフは内部にミラー構造があり、多少のホコリはカバーしやすい構造。
- ミラーレスはセンサーが剥き出しに近いため、レンズの取り外し時にホコリが入りやすい。
そのため、ミラーレスの方が「つけっぱなし」保管に向いていると言えるかもしれません。
とはいえ、一眼レフも頻繁にレンズ交換をするより、つけっぱなしのほうがホコリの侵入リスクは低くなります。
カメラレンズを外すべきとされる理由は?

たとえば、大きくて重い望遠レンズをつけたまま縦置きすると、マウントに力がかかってしまうことが。
でも、次のような配慮があれば問題ありません。
- 保管時には横向きにして力を分散
- クッション性のある保管ケースに入れる
- 過度に振動のある場所に置かない
バッグで持ち運ぶときもつけたままでOK?
カメラバッグに入れて移動する際、レンズを毎回外す必要はありません。

ただし、注意点もあります。
- バッグ内でカメラが暴れないように仕切りやインナーケースで固定
- 落下や衝撃に備えてバッグ全体にクッション性があるものを選ぶ
- 長距離移動で不安なら、レンズを外してキャップ類を必ず装着
丁寧に扱うことが、レンズやカメラを長く使う第一歩になります。
カメラのレンズは外して保管すべき?

ここが最もよくある疑問かもしれません。
答えは、
なぜなら…
- 頻繁に外すと、レンズや本体にホコリが侵入しやすい
- マウントの着脱を繰り返すと、金属接点の摩耗リスクがある
- 撮影時にサッと使えるのも、つけっぱなしのメリット
ただし、長期間まったく使わない場合や、防湿環境が整っていない場合には、外してキャップを付けて保管する方が安心です。

カメラレンズをつけたままの正しい保管方法とは
カメラにレンズをつけたまま保管するのは問題ない――そう聞いても、「じゃあどうやって保管すればいいの?」という不安が残るのではないでしょうか。
大切なのは、「ただ置いておくだけ」ではなく、湿気・ホコリ・衝撃からしっかり守ってあげること。
ここでは、初心者でもすぐに実践できる「つけっぱなし派」のための正しい保管方法をご紹介します。
カメラレンズをつけたまま保管しても故障しない?

むしろ、頻繁に取り外す方がセンサー部やマウントにホコリが入るリスクがあります。
ただし以下のような状態は避けましょう:
- 重いレンズをつけたまま縦置き → マウントに負担
- 直射日光が当たる場所 → カビや変形の原因
- 湿度の高い部屋 → カビ発生リスク
つまり、つけたままでも“環境”が整っていればまったく問題なし。
特に日常的に使うなら、つけっぱなしの方がむしろ安全です。
カメラレンズをつけたままの保管向きは?

保管する向きに悩む方も多いですが、基本のポイントは以下の通りです:
- 重いレンズは横置きがベスト
- 軽いレンズなら縦でもOK(ただししっかり安定させる)
- ケースの中でマウント部に力がかからない姿勢が理想
レンズとボディの接合部(マウント)は非常に精密なので、不安定な角度で保管するとズレや破損につながることも。
ふかふかのクッション素材の上に横向きで置くのが最も安心です。
ニコンなどメーカー別の推奨方法は?

ニコンの公式マニュアルでは「保管時はレンズを取り外す必要なし。ただし、湿気と衝撃には注意」と明記されています。
とはいえ、次の注意点が共通してあります
- バッテリーは長期保管前に外す
- ボディキャップ・レンズキャップの使用推奨
- 湿度が高い場所での保管はNG
つまり、「つけたまま」に関しては問題なし。ただし湿気対策は万全に、というのが共通の見解です。
湿気・結露対策に100均グッズは使える?

答えはYES、でも条件つきです。
100均でも、以下のような便利アイテム揃えることができます。
- 密閉できるプラケース(パッキン付き)
- シリカゲル(乾燥剤)
- ミニ湿度計
これらを組み合わせれば、簡易的なドライボックスとして十分使えます。ただし、
- 湿度を40〜50%前後に保つこと
- 乾燥剤は定期的に交換すること(色が変わったら寿命)
- 湿度計で常に状態をチェック
を怠らないようにしましょう。
ちょっとした工夫で、高価な防湿庫がなくてもカビやホコリは防げます。
冬や梅雨の保管方法も知っておこう

季節によって保管のポイントも変わります。
梅雨〜夏:湿気に注意!
- 防湿庫 or 乾燥剤+密閉ケース必須
- 定期的にカメラを取り出して風通し
冬場:結露に注意!
- 室内外の温度差でレンズが曇ることも
- 外から戻ったらケースに入れたまま温度になじませる
カビや結露は、一度起きると除去が大変なので、日頃からしっかりと予防を心がけましょう。
キャップ・フィルターの保管時の使い方ガイド
カメラ本体やレンズの保管には気を配っているものの、レンズキャップや保護フィルター、フードの扱いまで意識していますか?
実はこれらのアクセサリーも、保管中のトラブル防止に欠かせない存在です。
このパートでは、「つけっぱなし派」でも実践できる、キャップ・フィルター・フードの正しい扱い方を解説します。
レンズキャップは保管時も必須?

レンズの前玉(先端部分)は非常に繊細で、指紋やホコリが付着するだけで画質に影響を与えることもあります。
- ホコリ・湿気の侵入を防ぐ
- 傷や摩耗から守る
- 不意の接触による破損防止
特にレンズをつけっぱなしで保管する場合、キャップをつけないままにしておくと、ほんの数日でうっすらホコリが積もることも。
キャップは単なる“フタ”ではなく、レンズを守る最初のバリアなんです。
保護フィルターはつけっぱなしで大丈夫?
多くのユーザーが装着しているUVカットやプロテクト用の保護フィルター。

これもまた、つけっぱなしでまったく問題ありません。
むしろ、以下の理由から保管中もつけておくことが推奨されます:
- レンズ前面への衝撃や汚れを軽減
- ホコリやカビの直接付着を防ぐ
- キャップの脱着による傷も防止
保護フィルターも定期的にクリーニングしないと、逆にレンズが曇って見える原因になることもあります。
フードの向きや収納時の扱い方とは?
レンズフードの取り扱いについても、意外と迷うポイントです。

- フードを逆さにして収納するのが一般的(省スペース)
- 保管中に圧がかかるような付け方はNG
- 無理に押し込んでフードが変形するケースもあり
たとえば、棚の中でフードが引っかかってレンズに衝撃が加わる…なんてことも起こり得ます。
収納時には、本体・レンズ・アクセサリーすべてに“圧がかからない”状態を保つことが大切です。
まとめ:カメラレンズはつけっぱなしでも大丈夫。でも保管方法がカギ!
「カメラレンズはつけっぱなしでいいのか?」という疑問ですが、「正しく保管すればOK」ということがわかりました。
レンズを外す・外さないに正解はありませんが、どちらにしても大切なのは以下のポイントです:
- 湿度や温度の管理(特に梅雨や冬場)
- ホコリや衝撃から守る工夫
- キャップやフィルターなどアクセサリの活用
- マウントやレンズに負荷がかからない姿勢
特に初心者の方にとっては、毎回レンズを取り外すよりも、つけっぱなしの方がリスクが少ない場合も多いです。
ただし、“つけたまま放置”ではなく、「つけたまま、ちゃんと保管する」ことが最も重要。
あなたのカメラライフを長く快適に続けるために、ほんの少しの気配りと工夫を今日から取り入れてみてくださいね。



