高画質、軽量、小型。
「ミラーレスカメラって良さそう…」と感じつつ、検索バーにふと入力してしまう言葉。
「ミラーレス 後悔」
この言葉には、多くの人の「失敗したくない」「本当に使いこなせるのか不安」という気持ちが詰まっています。
実際、SNSやレビューサイトを見ると、
- 「買ったけど全然使ってない」
- 「スマホで十分だったかも…」
- 「思ってたのと違った」
といったネガティブな声もちらほら。
せっかく高価なカメラを買ったのに、後悔するなんて絶対に避けたいですよね。
でも、一方でこう語る人もいます。
「子どもの成長を綺麗に残せて良かった」
「趣味として毎日がもっと楽しくなった」
この違いはどこから来るのでしょうか?
あなたが「買ってよかった」と思えるように、この記事がその第一歩になれば幸いです。
この記事を読んで分かること
- ミラーレスカメラを「後悔した」と感じる理由
- スマホや一眼レフとの違いと選び方のポイント
- ミラーレスを買ってよかった人の共通点
- 購入前に確認すべき注意点と後悔しないための対策
ミラーレスカメラは後悔する?使わない理由とは

「せっかく買ったミラーレス、でも気づけば防湿庫の中…」
そんな声を、カメラ愛好家のSNSや口コミで見たことはありませんか?
ミラーレスカメラは高性能でコンパクト。にもかかわらず「使わなくなった」「後悔した」と感じる人が一定数いるのは事実です。
この章では、そう感じてしまう理由や、話題に上がる「オワコン説」などを丁寧に解きほぐしていきます。
これから購入を検討している方にとっても、「本当に自分に合っているか?」を見極めるヒントになるはずです。
ミラーレスはなぜ使わなくなるのか

ミラーレスカメラが「買ったけど使わない」と言われる背景には、以下のような要因があります。
- スマホで満足してしまう
日常の撮影ならスマートフォンで十分、という人が多く、ミラーレスの出番が減りがちです。 - サイズや操作性が思ったよりもハードルに
一眼レフより軽量とはいえ、「レンズ交換」「RAW現像」など慣れが必要な作業があり、初心者には億劫に感じられることも。 - 購入当初の熱が冷める
「旅行や子どもの撮影のために」と購入しても、使う機会が限られると次第に存在を忘れてしまうことも。
実際のユーザーの声としても、
実はミラーレスに大口径レンズ持って行ったのだけど一度も使わないという大和ホテルに武蔵屋旅館。早いハナシがスマホより身体性を欠くわけですよ pic.twitter.com/pzpWQuexaD
— ジェットダイスケ (@jetdaisuke) November 3, 2023
「旅行用に買ったけど、普段はスマホで事足りるのでほぼ使ってません」
「重いし、設定が難しくて結局持ち歩かなくなりました」
といったレビューは少なくありません。

ミラーレスが「オワコン」と言われる理由

これには複数の背景があります。
- スマホのカメラ性能の進化
最近のスマホは夜景モード、AI補正、ポートレート撮影などが飛躍的に向上しており、「わざわざカメラを持つ理由がない」という声が増えています。 - エントリーモデルの縮小・撤退
一部メーカーでは初心者向けミラーレスの販売終了や新規開発停止があり、「市場の縮小」と受け取られるケースも。 - YouTubeなどでの過剰な煽りタイトル
真偽に関係なく「オワコン」というワードは注目を集めやすく、実態以上に悪い印象を与えてしまうこともあります。
ただ、プロカメラマンから言わせてもらうなら、、
— ブレイズ (@tiramisu_clair) May 5, 2024
これから良いカメラを買いたいな〜って思ってる人がいたら、ちょっと高くつくけど、一眼よりミラーレスを買った方がいい!
これは間違いない。
一眼好きな私だけど、悔しいけどこれからはミラーレスの時代だと思ったわ。
オワコンという言葉に惑わされすぎず、自分に合った使い方ができるかどうかが大切です。
ミラーレスが嫌い・買って後悔した人の声
では実際に、ミラーレスに対してネガティブな感情を持った人はどのような体験をしたのでしょうか?

SNSや口コミから見る「後悔の理由」には次のようなものが目立ちます。
- 思ったより操作が複雑で挫折した
→スマホのような直感操作ではなく、マニュアル設定に戸惑う人が多い - 値段の割に頻繁に使わない
→10万円以上出しても、年に数回しか使わないと「コスパが悪い」と感じやすい - 期待しすぎていた
→SNSで見かける美しい写真を「ミラーレスを買えばすぐ撮れる」と思っていたが、実際は撮影技術も重要で、理想と現実のギャップに失望した
大井川鐵道にヘッドマークを付けていただきました。嫁さんのミラーレスで頑張ったけど難しい! pic.twitter.com/nQ1P0TOCik
— にわくじら (@hajikeyou) May 1, 2025
#ホオアカ 山の上でホオアカに会いました。同じ場所からコンデジのパワーショット70と、キャノンR10でrow で撮影して自動調整してトリミングしたものです。、、、ミラーレス一眼難しいですね。#野鳥撮影 pic.twitter.com/lCXxLclvo6
— くみ (@kandachi600) July 1, 2024
こうした声に共通しているのは、「カメラ自体の性能の問題というより、使用者の目的やライフスタイルとのミスマッチ」です。
ミラーレスを後悔しないための比較と注意点
ミラーレスカメラの購入を検討している方の多くが、こんな疑問を抱いています。
スマホでも綺麗に撮れるのに、わざわざ買う意味ある?
一眼レフとどっちがいいんだろう?
長く使えるのかな?

そんな疑問を解消するためには、他の選択肢との違いや、ミラーレスならではの注意点を知ることが不可欠です。
この章では、ミラーレスがあなたにとってベストな選択肢かどうか、冷静に判断する材料をお伝えします。
ミラーレスと一眼レフ・スマホの違い
まずは、よく比較される一眼レフやスマホカメラとの違いを整理してみましょう。

▼ミラーレス vs 一眼レフ
項目 | ミラーレス | 一眼レフ |
---|---|---|
重量 | 軽量で携帯しやすい | 大きくて重い |
ファインダー | 電子(EVF) | 光学(OVF) |
オートフォーカス | 動画・顔追従に強い | 動体撮影に強い |
音 | 静音撮影が可能 | シャッター音がある |
一眼レフは「撮影そのものを楽しみたい人」に、ミラーレスは「手軽に高画質を求めたい人」に向いています。
▼ミラーレス vs スマホ

- スマホはいつでも持ち歩ける圧倒的な手軽さが最大の武器
- ミラーレスはボケ感・階調・レンズ表現力において圧倒的な差
とはいえ、日常スナップ程度ならスマホでも満足できる人が多いのも事実です。
たとえば「記録」なのか、「作品」なのか──その違いを自問してみましょう。
ミラーレスのデメリットと寿命とは?

購入前に知っておきたいのが、ミラーレスの弱点や耐久性について。後悔しないためには、こうした「ネガティブ情報」も積極的に知る姿勢が大切です。
●主なデメリット
- バッテリーの持ちが短い
→電子ファインダーや液晶の常時使用が影響 - 操作がスマホに比べ複雑
→撮影モードや絞り、ISOなど、写真の基礎知識が必要 - レンズにコストがかかる
→本体価格だけでなく、レンズ沼にハマる人も…
●寿命の目安
- シャッター耐久回数は機種によるが、10万~20万回が一般的
- 日常使いであれば5~7年は十分使える
- ミラーレスは機械的な可動部が少なく、一眼レフより寿命は長めとされることも
ただし、電子部品が多いため、「突然壊れる」リスクもゼロではありません。定期的なメンテナンスや保管環境の工夫が重要です。
プロはミラーレスを使わないってホント?
最後に、「プロはなぜミラーレスを使わないのか?」という疑問にも触れておきましょう。
ミラーレス一眼で撮ったプロ並みの写真を見せられてからはミラーの有無は関係ないと悟った。次買うならミラーレスでヨシ!
— 🏍️U-TARO💨 (@vwxyz56) May 25, 2025
結論から言えば、今は多くのプロもミラーレスを使っています。
かつてのミラーレスは、
- 連写性能が劣る
- バッテリーが弱い
- AF精度が不安定
といった理由から敬遠されていました。
しかし、近年の進化は著しく、CanonやSony、Nikonの最新ミラーレス機はプロの現場でも採用されているのが実情です。
プロカメラマンに最新のミラーレス機で撮影して貰った#ポメチワ pic.twitter.com/r5qNg6R9k6
— shige.y (@shawk45) August 11, 2023
「プロが使わない=性能が劣る」ではなく、単に「使用環境や仕事のスタイルに合わせて選んでいる」だけなんですね。

ミラーレスはこう選べば後悔しない!
ここまで読んで、「やっぱり買うのやめようかな…」と迷いが深まった方もいるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。
ミラーレスは「選び方」さえ間違わなければ、最高の相棒になります。
この章では、実際に満足しているユーザーの特徴や、初心者がつまずかない選び方、長く愛用するためのコツまでご紹介します。
あなたの目的やライフスタイルに合った選択をすれば、「買ってよかった」と心から思えるはずです。
ミラーレスを買ってよかった人の特徴
「ミラーレスを買ってよかった!」という人たちには、ある共通点があります。

- 明確な使用目的を持っている
→旅行・子どもの成長記録・趣味として作品づくりなど、カメラを使うシーンをイメージできている - 写真の上達を楽しめる人
→失敗しても試行錯誤しながら学ぶことにワクワクするタイプ - レンズ交換や設定を楽しめる
→機材の奥深さも含めて趣味として受け入れられる人
つまり、ミラーレスは「ただ綺麗な写真を撮る道具」ではなく、撮ること自体を楽しむ人に向いているカメラなのです。
千奈ぬいをミラーレス一眼で撮ると楽しい
— マサコフ (@masakov800) April 13, 2025
atモエレ沼公園ガラスのピラミッド#初星学園ぬいぬい部 pic.twitter.com/4pUkctX24W
こんな実体験こそ、ミラーレスの真価を物語っています。
ミラーレスを買うか迷う人へのアドバイス

「興味はあるけど、失敗しそうで怖い…」
そんなあなたに贈るのは、以下の3つのアドバイスです。
- レンタルで試してみる
→今は月額制や1日レンタルも可能。Goopassなどのサービスを活用して、「自分に合うか」を試してみましょう。 - 中古を検討する
→最新モデルにこだわらなければ、状態の良い中古機材も多数あり。初期費用を抑えつつ、実機に触れる経験が得られます。 - 目的に合った機種選びをする
→スペックに踊らされず、「自分が撮りたいもの」に必要な性能だけを絞って選ぶことが、後悔しない最大のコツです。
選択に悩んだときは、「買うこと」ではなく「使い続けること」に焦点を当てると、判断がブレません。
初心者向けミラーレスの選び方と続けるコツ
初心者が後悔しないためのポイントは、大きく分けて以下の3つです。

① :自動モードが充実した機種を選ぶ
→最初は設定に迷うので、「AUTOでまずは撮れる」ことが継続のカギ
② :持ち運びしやすいサイズ・重量を重視
→小型軽量モデルなら、旅行やお出かけにも気軽に持っていけます。
③ :「撮る→見る→共有する」のサイクルを楽しむ
→Wi-Fi転送やアプリ連携で、すぐSNSにアップできる機種だとモチベーションもアップ!
さらに、以下の習慣もおすすめです。
- 撮った写真を定期的に整理・印刷する
- 写真コンテストやSNSで発信してみる
- 撮影イベントやカメラ講座に参加する
こうした小さな「アウトプットの習慣」が、飽きずに続ける最大の秘訣です。
まとめ:ミラーレスで後悔しないために大切なこと
ミラーレスカメラは、「買ったけど使わなくなった」「スマホで十分だった」と後悔する人もいれば、「買って本当に良かった!」と心から満足している人もいます。
その違いを分けるのは、たったひとつ。
「自分に合った使い方・目的が明確かどうか」
もしあなたが今、ミラーレスの購入を迷っているなら、以下のポイントをぜひ見直してみてください。
ポイントまとめ
- なぜカメラが欲しいのか、目的がはっきりしているか?
- スマホでは満足できない場面が、本当にあるのか?
- ミラーレスの特徴(利点と欠点)を理解しているか?
- まずはレンタルや中古で、気軽に試してみる気持ちがあるか?
高価な買い物だからこそ、失敗したくないという気持ちはよくわかります。
でも、「迷っているだけで何も行動しない」ことこそ、最大の後悔になるかもしれません。
写真は、あなたの今この瞬間を、未来に残してくれる最高のツールです。
その一歩を踏み出すかどうかは、あなた次第。
「後悔しないミラーレス選び」は、あなたの気持ちと向き合うことから始まります。




